モノ作りの人を紹介・販売する「達人達」の取材メモと日常

2009年12月23日水曜日

小林広司さん二人展 @帝国ホテル 彌屋ギャラリー - ブログdeレポート

達人達の個展情報でお伝えしている通り、小林広司さんの木の車の二人展
が今月17日から帝国ホテル地下アーケードの彌屋ギャラリーで開催になっています。
早速、17日に伺ったのですが、 ちょっとサボっていて、レポートが遅くなりました。 m(_ _)m

え~と、あまり行く用事がないので、帝国ホテルがどこにあるのかわからなかったのですが、内幸町です。「The Imperial Hotel」カッコいい名前ですね。
←これです。


帝国ホテルには、本館とタワーという2つがあって、
彌屋ギャラリー(YAYAギャラリー)は、本館の地下にありました。
うまく説明できないので、本館地下に降りると、地下アーケードの案内表示があるので、それで探してください。

平日の昼間だというのに、また、ホテルのアーケードだというのに、結構な人が歩いているんですね。驚きました。



今回の一番の新作は、JEEP。

それと、多分前回の松屋さんから出展されているという事を聞いていますが、複葉機。
複葉機は、プロペラが気持ちよく回ります(もちろん手動でですが)

あと、後ろのオート三輪(?)ですかね。

ワーゲンバスとか、レンジローバーとか、なかなかの質感です。

26日までですので、ご覧になられたい方はお早めに。
また、いくつかは、新作として達人達でご紹介できる予定です。









小林さん(向かって右)と、佐々木さん(左)です。
佐々木さんは、始めてお会いしたのですが、陶器を作られていて、飯能の山奥(といっては失礼ですかね)に篭って創作活動をされている方。

名刺を頂いたのですが、その名刺が手作りで、紙はリチャード・ブレイビンさんという、和紙を漉いている作家の方が作られたものとか。
とっても綺麗で、確かにこういう名刺ならもらったほうはとっても大事にするなぁと思いました。

佐々木さんの作品です。
ご自身で料理もされるということで、自分で料理を盛り付けるために面白いものを作っている人という印象を受けました。
お酒と刺身が一緒に入るようです。

お客さんの邪魔になるので、少しだけのつもりでいたのですが、40分くらい長居してしまいました。

2009年12月18日金曜日

吉野崇裕の仕事 河口湖「ほうとう不動」 -ブログdeレポート

吉野さんから、今年の夏くらいから聞いていた話ですが、
「200人くらい入るレストランの椅子とテーブル全部の設計から搬入まで頼まれていて、
その間に個展もあるし、9月から怒涛の3ヶ月です」とのこと。
今月オープンで、吉野さんが確実に行かれるときに連絡しますということで
数日前にご連絡いただき、今日うかがうことができました。
12月23日オープンなので、オープン前に拝見できてラッキーでした。

お店の名前は、「ほうとう不動」。
メールで教えられた場所に行くと、もこもこした白い建物が・・・


←この陽の差している方角(右手)に富士山があります。
店の入り口を入って、右奥の窓際の席からは、富士山が真正面に見えるので、一等席かな?









今日の河口湖は、気温2度。ちょー寒い。
雨が降れば確実に雪になる気温です。
でも上の写真の通りのピーカンで、救われます。




店に入ると、なんといっても特徴的なのは、その外観から想像したとおりの、まあるい空間。
そして、外壁と同じ白。

入り口から厨房を奥にして、厨房を取り囲むように、丸い天井が取り囲んでいる。
言葉で説明すると非常にわかりにくいですね。
こんな感じです。



右側が厨房で、厨房がまあるくできていて、厨房を取り囲むように客席が並んでいます。
天井もまあるい。
で、これらが、吉野さんがデザインした、椅子とテーブルたち。
まあるい店内にあわせて、ベンチもテーブルも軽くRがついています。

←こんな感じ









肘掛なしの椅子は、吉野さんのZENチェアをベースにしており、背もたれの部分が適度に背中を押して、非常に座りやすい椅子です。







今日は納品と聞いていたのですが、一番大きなテーブルの真ん中の空間に火鉢を入れる作業があるようで、火鉢を入れる前に、いろいろ作業があるようです。



これが、一番大きなテーブル。古民家の門の梁に使われていた欅を4枚に割って作ったテーブル。
(入り口入って右側すぐ)



テーブルの真ん中に据えられた火鉢。
(ステンレスをてこの原理で伸ばした特注品)


これで終わりですね~と思ったら、まだ、椅子2種類と子供用の椅子を作ったり
しなくちゃいけなくて、完成は、来年3月頃になるとか。いやぁ、大変ですねぇ。

ちなみに、新ほうとう不動さんの場所ですが、
既にほうとう不動さんのホームページで紹介されていましたね。

新ほうとう不動の紹介ページはこちら

まだ、開店前で店のBGMが決まっていないとか。
USENがあったので、色々いじくって試したのですが
ケルト、ラテン、StandardJazz、沖縄民謡、民謡などなど・・・
音楽によって空間のイメージが色々変わって面白いですね。

どれかに決めないといけないので、お店の方は大変ですね。



現地で伺った住所と電話番号は、以下です。

山梨県南都留郡富士河口湖町船津字東恋路2458
0555-72-8511
年中無休
営業時間 10:00~20:00 麺が無くなり次第終了

富士吉田ICから、139号線を西湖のほうに向かって、河口湖大橋に向かうT字路の東恋路交差点のところです。

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2009年12月17日木曜日

耐熱の器 by 長谷川正治

先日、長谷川さんからメールとFAXがあり、耐熱の器がありますとの事。
もう無いんだろうなと思っていたので、驚きでした。

早速送っていただき、今朝到着。
色的には、茶色と、ベージュと、ボディカラーの黒を
主体とした、落ち着いた色。

いつもの如くの読めない文字に加え
車と飛行機が白色の象嵌で描かれています。
とても綺麗です。



耐熱の器は、
もしかしたら、来年1月にも作るかもしれないけど、
作らないかもしれない、という気まぐれなので、
これはもしかしたら、最後のロットになるかも。

なるべく早く、写真撮って、達人達に掲載する予定です。
ただ、ここんとこ、ちょっと立て込んでいるので、多少時間が掛かるかも。
でも年内には、掲載したいですね。
ちなみに、期間限定です。


2009年12月13日日曜日

Lucca @2008

イタリアに行くと、だいたいFirenzeを中心に電車で移動できるところという感じで
1Day Tripするわけです。
結構近場で、LUCCAという街があります。













場所はココ。


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ここは、城壁に囲まれた街で、まぁイタリアというのは、
近代までは、分割国家で、小さな国が沢山あった国なので、
 城壁に囲まれている街というのはすなわち、昔は国家だったということなのでしょう。

Luccaは城壁に囲まれていて、その城壁の上が路になっていて歩くことができます。

自転車もレンタルできるので、自転車を使うのが良いかも。

歩くと非常に気持ちの良い路で、気持ちいいなぁと思って、
歩いていると、半日くらいかるーく過ぎてしまいます。
Luccaを一周するのはなかなか長い。





真ん中に市街地があるのですが、そんな中で、オリーブオイルを売っている店を見つけました。

店の間口は1件ほどで、ドアが半分。
店に入ると 、カウンターが1/3でカウンターの後ろは、イタリアの店によくあるように、天井までの商品棚。
反対の壁も、天井までの商品棚で、あまり売っているものは少なそうなんですけど、
聞けば、この辺のRistranteに卸しているオリーブオイルだからうまいよとのこと。
値段は500mlで40ユーロ。もう一つは250mlで30ユーロ。
結構するなぁと思ったけど、イタリアのExtra Virgin Orive Oilはうまいからね。

ふと店の奥を見ると下に下りる階段が。
バッグは店に預けていけと書いてある。
「行ってみて良い?」と聞くと、バックを預けろとも何も言わず「どうぞ」というので
降りてみたらびっくりした。


ワインカーブです。しかも、1Fの店の大きさからは想像できないくらい広い。
右に曲がり左に曲がり、行けども行けどもワインのボトルが置かれている。
これって、この当たりのブロックの地下が全部この店のワインカーブになってるの?ってくらいの広さでした。
しかも、置かれているワインがすごい。
イタリアのワインの歴史という感じ。




しかし、Brunello di montalcinoって、そりゃ良いワインだけど、67年のBrunelloって、
そりゃ珍しいけどの飲めるのかね?いや飲めたとしても美味しいのかね?

いくら良いビンテージでも、飲み頃ってあるでしょ。
なんだか、Leica M3の元箱入りで未開封みたいな、
確かにLeica M3が中に入っているだろうけど
箱を開けないから価値があるみたいなのと同じような印象でした。

う~ん、イタリアも深い。

2009年12月11日金曜日

車の話 Milan@2008


ミラノってこの年に初めて行ったんですけど、流石に、経済的に豊かな街らしく、お金持ちが多いみたいです。
一番わかりやすいのが、車の質。流石に高級車の数が多いですね。
ポルシェ、メルセデスベンツは普通。
このような、ランボルギーニとか、
こんなようなフェラーリとかが、結構な頻度で目に入ります。
東京でも、意外にフェラーリとかマゼラッティって見かけますけど、それ以上の頻度で目にします。
ま、イタリアでは国産車ですけどね。

こういうのは、別としても、
FIAT(いきなり庶民的です)のチンクエチェント(500ですね)が、新しくなって、帰ってきました。
(2007年の話です)
しかも、本来500ccの排気量だから、チンクエチェントだったのに、新しいのは1200ccと1400ccのDOHC。
Ford Kaとプラットフォームが共通らしい。
今回のモデルが3代目で、2代目のチンクエチェントは、ルパン3世「カリオストロの城」に登場したとか。








最近は、(2009年の話)日本にも輸入されて、比較的よく見かけるようになったのですが、
「いいなぁ、かわいいなぁ」
って、見とれています。







もう一台、保有できるんだったら、これ欲しい。
ところで、チンクエチェントって、小林さんの木の車でモデルにできないのかしら。
2代目とか、結構いけそうな感じなんだけど。

イタリア車が色々見れるイタリアですが、イタリアでは運転できないなぁと思う理由

それは



この駐車ですねぇ

これ、真ん中のFIAT Puntoが、前の青い車(なんだろ)と、
後ろのFord Mondeoにそれぞれ10cmくらい間空けて停まっているように見えますが、
3台だけではなく、 青い車の前も、白いMondeoの後ろも同じ様に、
10cmあけて停まっているんですね。
よく、前進して前の車を押し出して、後退して後ろの車を下がらせて、出るんだよ。
という話を聞きますが、ナポリとかならそういうのも見たけど、PuntoもMondeoも
とっても綺麗なんですよ。

いったいどうするんだろう。
ランボルギーニもこういう駐車するのかなぁ?

2009年12月3日木曜日

帽子の合渡都さん 登場! - ブログdeレポート

今日は、帽子を作ってらっしゃる合渡都(ごうどみやこ)さんの
3回目(?多分)の取材で杉並区阿佐ヶ谷へ。

合渡都さんは、文化服装学院の講師の後、
フリーランスで、個展、ショー・コマーシャル・舞台での
帽子の制作に取り組んでこられた方で、今年9月に
阿佐ヶ谷に「MayField」というショップをオープンされました。


 


合渡さんの詳しいご経歴はココ↓
ちめんかのや

ショップの場所は、ココ↓

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11時のアポだったのですが、環八の渋滞で、遅刻だ~とおもいつつ
店に11:15に到着すると、丁度、合渡さんが出勤されてきた。
昨日は徹夜とのこと。う~ん、大変なのに申し訳ない。

インタビューは2時間くらいで終わる予定で考えていたのですが
色々お話を聞いて、写真を撮ったりしていて気が付けば5時前。
なんと6時間近くも掛かってしまいました。
お忙しいところ、また徹夜明けにも関わらず長い間本当にありがとうございました。

少し前にお会いしたとき、PC買ったとかで、
「も、全然わからなくて、PCを前にすると私のほうがフリーズしちゃって」と
話していらしたのですが、なんだ、気が付けばblogも始めたんですね
Blogはこれ↓
http://mayfield09.blog91.fc2.com/

達人達でのご紹介は、今月末までにはなんとか頑張りたいと・・・

乞うご期待!

「May Field」の住所と電話番号です
東京都杉並区成田東5-35-7
03-3398-1423

今日現在、営業日は、正直良くわからないので、事前に電話されることをオススメします。

2009年12月1日火曜日

奇跡のリンゴ

石川 拓治 NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」制作班著「奇跡のリンゴ」を読んだ。
内容は、以下のブログに詳しいので省略。
自然栽培の仲間達
奇跡のリンゴPartI
奇跡のリンゴPartII
なにも、無農薬にこだわって、義父、子供を含む家族絵全員を路頭に迷わせることも無いじゃん。農薬使えばこんな苦労をしなくて済むのに。
この人がわざわざ苦労したのは、農薬に対して非常に過敏な奥さんを思いやってのことなんだろうなぁ。
今では、注文の連絡で、一日中FAXが鳴り止まないそうである。

「人間万事塞翁が馬」

ちょっと違ったかな